在宅ワーク 納品物の質を上げるために
執筆したあとには「誤字脱字がないか」「文脈のおかしいところはないか」「構成がおかしいところはないか」などの見直しをします。
ですが「どこまでやるか」「どのレベルまでやるか」というのは個人差が大きいな~と感じることがあります。
文章量を満たしていて、誤字脱字がなかったとしても、指定されたキーワードが入っていなかったり、見出しに指定された字数を超えてしまったりしていては、完全な状態で納品できたとはいえません。
「注意深くチェックする」とひとことで言っても、これはけっこうざっくりふんわりした言葉なんだなと感じますね~。
最近は自宅で娘たちに文章の指導することもでてきましたが「きっちりチェックしてね」といっても、誤字脱字やてにをは抜けなどを発見することがあります。
「完璧やで!」などと言って納品してきますが、何をもって完璧としているのかと聞くと、「最初から最後まで見たもん」などという返事が。
それでもチェックをせずに「チェックしたよ」と言っているのではありません。
一応、最初から終わりまで見て「うん大丈夫」と思っているのですね。
確かに文章の構成や文脈などは、ざっと見ただけで大丈夫と判断できるでしょう。
ですが細かいところの抜けについては、なんとなくざっと流し読みする程度で発見することはできません。
人間はミスする生き物ですから、ミスを0にすることは難しいでしょう。
ですが、できるだけミスをしないように気をつけることができます。
そしてそれは、気合でなんとかなるようなものではありません。
いつも一定の質の原稿を納品するには、以前にご紹介したような便利な機能を上手に使うこと、そして基本的なチェックを毎回忘れずにすることだと思います。
例えば、指定されたキーワードは納品に支障がないのであれば青や赤などに色を変えておく。
またざっと流し読みするのではなく、声に出して音読をする。
これだけでも、かなりミスや抜けを防ぐことができると思います。
差し戻しをする側にとってもその作業はとても大変ですから、今ここに挙げた基本的なチェックを納品前にしておくことは、クライアントさんの労力も軽減することに直結します。
そうするとクライアントさんからも「この人の原稿をチェックするのは楽だな」と思ってもらえて、継続して仕事してもらおうと思ってもらえるかもしれません。
おそらく納品物のクオリティにムラがある人は、やっているときとやってないときがあるのかなと。
できるときはするけど、忙しいときにはどうしても抜けてしまうとかですね。
ですが、できそうならやるというレベルでは、やはり足りません。
基本的なルーチンチェックをどんなときもやるという心がけが、ムラがなく質のよい納品物につながっていきます。
面倒なことかもしれませんが、これを面倒といっていては仕事になりません。
なにより、せっかくいいものを書いているのに、その価値が下がってはもったいない!
少しずつ娘にもそれを分かっていってほしいなと思います。
【macky215】