なんでも自分でやろうとしないこと
仕事をしているときに、たびたび思うこと。
「あー、自分でやったほうが早い!」
私が今の仕事を立ち上げたのも、自分がアイディアを出して始めたことでした。
ので、やり方とかは全部私の頭の中。
なので、全部自分でそのやり方をやってしまうほうが断然早かったんです。
最初は自分でやっていましたが、どんどん仕事が広がってきて、とても自分だけでは対応しきれなくなってきて。
そこでクライアントさんにはほかの人にその仕事をやってもらって、私がもう少し手をあけるように言われました。
そのためには人に説明もしなきゃいけないし、場合によってはマニュアルも作らなきゃいけない。
家にきてもらって、直接レクチャーする必要もある。
それはもう、面倒な話です。
ですが、いったんそれを乗り越えたら、自分の手があくんですよね。
自分出てが空くと、なにもすることがなくなるかというと、そういうわけではありません。
何度かあまりの暇さに「なにかお仕事ないですか?」とクライアントさんに聞いたこともあります。
すると出るわ出るわ、いくらでも仕事がでてくるんですよね。
そのうちクライアントさんからも「こういうことをやりたいんだけど、どうやってライターさんたちに書いてもらおうか?ライターさん集めようか?」という相談も持ち込まれてきたりします。
私があまりにも忙しそうにしていると、そのような相談もしにくいといわれたので、クライアントさんには私には手をあけておくように、と言われるようになりました。
なので、最近は基本、仕事が立ち上がっても、その仕事を「誰にどうやってもらおうか」ということを考えるようになりました。
でもそう考えることができるようになったのもつい最近です。
どうしても自分でやったほうが楽なのでいつも「もし人が見つからなかったら私がやります」と言ってしまっていたのです。
でもそのたびに「それはだめです」とクライアントさんに言われ続けたので、やっと他人に仕事を任せる癖がついてきましたね。
自分1人でやれるだけの仕事をやる、というのも1つの仕事のやり方だと思います。
でも仕事を拡大しようと思っているなら、他人にまかせることは必須だと思います。
そのための準備や手間は面倒なものですが、一時的に大変であっても、そのあとは楽になるのがずっと続くわけですから。
こういうことを書くと、私は日ごろ左団扇であぐらかいているように思われそうですが、それなりに毎日やることがあって忙しく過ごしています。
なんでも自分でやろうとすると、仕事が委縮してしまって、お仕事を提供できるであろうはずの人にも、その機会をうばっていることにもなると思います。
もちろん目標の収入になるまでは自分で仕事をしないといけないとは思いますけどね。
【ライターおやかた】