在宅ワークと人生の棚卸
この連休中に少し時間があったので、ゆっくりと在宅ワークやプライベートの現状について考えることができました。
私は数ヶ月に一度「今どのくらいのものを持っているのか」「持ちすぎていないか」「苦しくなっていないか」「何かを減らしたり増やしたりする必要はないか」といったことを見直すようにしています。
1年を通じるとゴールデンウィーク・お盆休み・お正月休みなどがちょうど数ヶ月間隔でやってくるので、それくらいのスパンで人生の棚卸し的なことをしているんですね。
若い頃は、とにかくいろいろなものを持ちたくて仕方がありませんでした。
お洋服・バッグ・時計・本、そして旅行などの形のないものもそうです。
私はコレクター気質があるのか「これがいいな」と思ったらすぐに買い物かごに入れていまうところがありました。
お小遣いをもらっても1週間くらいで大半を使ってしまい、残りの日々を数百円で過ごすなんてこともありましたね~。
そんな気質はずっと私の根底に流れているものであり、今も気を抜くとやらかしてしまいます。
「だって持ちたいんだから」という強い欲求に支配されると厄介です。
モノだけでなく、人間関係もそう。
仕事の場合はいろんな人にいい顔をしてしまい、あれもこれも受けてしまうなんてことも。
約束ですから必ず期日までに仕上げるようにはしていましたが、毎回カツカツで、危ない橋を渡ったこともよくありました。
そういった焼け付くような欲がおさまってきたのは、やはり30代後半になってからです。
もともとの気質を理性で抑えたり、痛い経験から「こんなことを繰り返していてはいけない」と反省したりできるようになったからです。
ここ数年は持てるだけのものしか持ちませんし、もし全てを持ちたいと思っても、ひとつずつ点数をつけて、たとえ僅差であっても劣るほうを切り捨てたりできるようになってきました。
また持っておくものについても、全力でやるもの・8割でやるもの・6割程度でやるものといったレベル分けをするようにもしています。
すべてを全力でやるというのは、若さゆえのよいエネルギーだとも感じますが、一度に持てるものには限りがあるので、それを続けてしまうとやはり精神的にも肉体的にも負担がきてしまいます。
何度も失敗をして体で覚えていくべきものではありますが、回避できるに越したことはないというのも本当のところ。
在宅ワークと仕事や勉強、そして趣味や友人関係などとうまく折り合いをつけていけるよう、定期的に自分の持っているものに無理がないかを見直していくことを、これからも続けていけたらいいなと思います。
年齢を重ねるにつれて自分が持てる量が明確に見えてきたので、歳をとるのも悪いことばかりじゃないと感じている私なのです。
【macky215】