内職詐欺(在宅ワーク詐欺)の体験談!ライターの仕事ではどう見分ける?
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在宅ワークをしてみたいけど、詐欺が怖いので手を出せない、という方も多いのではないでしょうか。
私も詐欺には気をつけて仕事を探したつもりでしたが、焦っていたのか詐欺にひっかかりかけたことがあります。
そのときの体験談です。
「教材で勉強が終われば、すぐにお仕事依頼します」
募集は求人広告に電話番号のみ
私がまだ独身のころ、もう10年以上前になります。
朝が苦手な私は、どうしても朝決まった時間に出勤というものができず、職を転々としていました。
当時の彼(現旦那)と同棲をしていたので、たちまち生活に困ることはなかったのですが、それでも彼のお給料だけでは生活できず。
「家でできる仕事があればなぁ。」と常々思っていました。
そんなときに求人のフリーペーパーの片隅に、「パソコンで10万円の仕事!」のような文言と電話番号が書いてあるのを見つけました。
ちなみに電話番号はフリーダイヤルでした。
求人誌の発行元は派遣業などをやっている、地元でよく知られた会社です。
だから、まさか変な求人は載せていないだろう、という思い込みもありました。
当時からパソコンは得意だったし、パソコンも持っていたので、10万円にもなる仕事があるのなら、ぜひやってみたいと思ったのです。
考える間もなく、話はどんどん進みます
彼に相談をして、さっそく電話をしてみることにしました。
すると、すごく明るい声の男の人が説明をしてくれるのですが、いったいどんな仕事なのか、さっぱり見えてこないのです。
とにかくまずは教材買って勉強をしてもらって、それが習得できたらお仕事を依頼するから、とのこと。
「あなたのスキルを聞いていると、すぐにマスターしてどんどん仕事が依頼できると思うので、教材代くらいすぐに取り返せますよ。」と言われ、そんなものかなぁ、と思っていました。
当時、ある程度先行投資しないとなんでもだめだ、という発想があったので、教材を先に買う、といったことにもあまり疑問を感じなかったのです。
ちょうど同じころ、姉がテープ起こしの通信教育をやっている、と聞いたので、それと重ねてしまったのもあるかもしれません。
ちなみに姉も「教材が終了したらお仕事がくるって言っていたけど、ほとんど来ないねー。」と言っていたので、詐欺だったのかもしれません。
1つひっかかったとすれば、私が当時Macを使っていたので「Macでもお仕事できますか?」と聞いたとき、「できるかどうか、教材をまずインストールしてみて、できなかったらパソコンも分割で買っていただくこともできますから。」と言われたこと。
手持ちのパソコンでできないのだったら、いくら分割できるとはいえパソコン買わなきゃいけないのはきついなぁ、と思いました。
冷静に考えると、Macで教材が使えるかどうかすらわからない、という時点で怪しさ満点なんですけどね。
しかし、あっという間に「教材を発送します。届いたら振り込み用紙入っているので、支払ってください。」という話になり、住所や電話番号を教えました。
電話を切ると、冷静に・・・。消費者生活センターに助けを求める!
ただ電話を切ったあとに「本当に大丈夫?」という思いがどんどん膨らんできてしまって。
翌日、思い切って消費者生活センターに電話しました。
教材を送るといわれたことや、その会社名などを教えると「あー、それは内職詐欺の可能性が高いですねー」と言われて(汗)
「もう教材送ってもらっちゃったんですけど、どうしたらいいですか!」と少しパニック気味に聞いたところ「受け取らずにそのまま持って帰ってもらったらいいんですよ。」と言われました。
電話を切ってから1時間後くらいに宅配業者の方がこられたのですが、玄関もあけることなく持ち帰ってもらいました。(宅配業者さん、ごめんなさい・・・)
そしてさらに1時間後、「教材届きましたか?」と電話がかかってきたのですが、「私、やっぱりやる自信がなくなっちゃったので、受け取りませんでした。」というと、「あ、そうですか。じゃあ。」という感じであっさりと電話を切られました。
なんかやかんや引き留められるかとドキドキしていたのですが、あっさりと終わってホッとしたものです。
詐欺ってそういうものらしく、「コイツだめだな」と思ったら、あっさり引き下がって、次のターゲットに向かうそうです。
詐欺の見分け方!お金を払って仕事をもらうのは詐欺!
こうやって、私は寸でのところで内職詐欺を免れることができました。
もちろん教材などを受け取っていないので、詐欺かどうかはわかりませんけどね。
でも、お仕事を始める前から教材を買わせるというのは、ほぼ詐欺と思って間違いないと思います。
ライターのお仕事でも「文章書き方講座」のような教室に通ったり、通信教育を受けることがあるかもしれません。
しかし、いくら文章の書き方を教えてもらったとしても、その先お仕事を取ってこれるかどうかは、自分次第なのです。
「この教材をクリアしたら、必ずお仕事がもらえる」なんてことはありえないので、詐欺と思ってよいのではないでしょうか?
ライティングでもトラブルが!テストライティングの報酬はどうなる?
ライティングに関する詐欺といえば、テストライティングと称して記事を集め、お金を払わないということもあるようです。
そのようなクライアントと同じになりたくないので、私のところではライターさんとしての採用の可否にかかわらず、テストライティングでもお支払いしています。
クライアントさんによると、書いてもらった分は払わなくっちゃ、とのこと。
もちろんお支払いしたからには、その記事の著作権はクライアントさんのところにあるので、記事の使いまわしは厳禁です。
ただ、テストライティングについては、クライアントによって見解のわかれるところです。
テストライティングの報酬を支払ってくれなかったからといって、詐欺のところばかりとは限りません。
テストライティングでは、必ず使用できる記事があがってくるとは限らないため、お金が生み出せない記事に対して報酬を支払うわけにはいかない、という気持ちもわかります。
しかし、疑ってばかりでテストライティングにトライしなければ、仕事を獲得することもできません。
クラウドソーシングであれば、クライアントの評価を確認してみる、@SOHOのような直接契約のところは、募集が出しっぱなしになっていないか、といったことを気をつけてみると、よいかもしれません。
ライターをする上で、内職詐欺に合わないためには?
クラウドソーシングの仕組み
ライターのお仕事でトラブルになるのは、やはり「記事を書いたのに、お金を払ってもらえなかった」ということでしょう。
ランサーズやクラウドワークスは、そのようなトラブルを避けるために、仮払いシステムが整っています。
お仕事の依頼を受けることが決まったら、クライアントより仮払いがされ、それに承諾することで、お仕事を開始します。
もし、記事を納品したにも関わらずクライアントと連絡が取れなくなった、と言った場合、一定期間後は検収の有無に関わらず、仮払いの金額をクラウドソーシング側で支払い実行してくれるというものです。
よって、報酬から手数料を引かれたとしても、確実に報酬を受け取ることができるので、多くの方が安心して利用しているはずです。
ただ、報酬の2割が手数料として引かれるので、この手数料はかなり大きな割合といえるのではないでしょうか?
手数料を払わなければ、安心してライターはできない?
それでは手数料を引かれるクラウドソーシングのお仕事でしか、安心な在宅ワークは見つけることができないのでしょうか?
詐欺業者と真っ当な業者の割合がどれくらいなのかは、私にもわかりません。
しかし、真っ当に仕事を依頼しているクライアントが多く存在しているのも事実です。
クラウドソーシングは安全ですが、「その手数料分をライターさんに渡したい」とクライアントさんも思っているし、ライターさんも「手数料分おしいなぁ」と思っている人が多いはずです。
クラウドソーシングであれ、どのクライアントも絶対安全とは言い切れない部分があります。
直接契約をしたい、でも詐欺には会いたくない、という場合は、次のように仕事を選んでみてはいかがでしょうか?
●いきなり大金は期待しない!あきらめのつく金額から始める
お仕事を請けるとき、いきなり数万円単位のお仕事を準備できます、と言われることもあるでしょう。
しかし、1か月必死に記事を書いて納品した途端に、連絡が取れなくなってしまった、ということもありうるのです。
もしくは、いろいろとケチをつけられて、何千円しか払ってもらえないということもあります。
そのようなトラブルを避けるためには、まず数千円分からの仕事を請けることをお勧めします。
もし2000円くらいの仕事だったとしたら、もし逃げられても「仕方ない」と次に気持ちが切り替えやすいのではないでしょうか?
きちんと支払いがされたら、次は少し数を増やせるかどうかを聞いてみる、ということを繰り返すことで、双方に信頼も生まれますね。
●仕事を始める前に質問は必須!振り込み方法やペナルティーについては要確認!
お仕事を依頼されて、すぐにお仕事に取り掛かるのは危険です。
やはり、納品された後のことも、きちんと聞いておくと安心です。
・報酬はどのように振り込まれるのか(銀行振り込みなのか、納品後すぐなのか、月末締めなのか)
・納品後のミスがあった場合、どのようなペナルティーがあるのか
など、報酬に関わる質問はしておきましょう。
この質問にあいまいな返事しかもらえない場合は、支払いについてしっかり考えていない可能性が高いです。
証拠にもなるので、報酬の支払いについてやりとりしたものは、しっかりメールなどを保存しておきましょう。
●できれば業務委託契約書を交わす
私は直接契約をさせていただいているライターさんには、業務委託契約書を交わすことをお願いしています。
ただ、この「契約書」という言葉が、詐欺の際にもキーポイントになるようでして。
理不尽な内容の契約をさせられてしまっていたり、仕事委託の契約書と思っていたら、実際は通信教育の申し込みだったり、など。
住所と本名を知られる、というだけでも嫌がる方もいます。
よって「契約書を交わしたい」というだけで、警戒する方が多いのも事実です。
私のところで交わしていただいている「契約書」は仕事の内容、支払い日や支払い方法、もし納品が間に合わなかった際の修正や支払いについて、といったことを記載しています。
よって、依頼側の希望も書いてありますが、どちらかというとライターさん側がはっきりさせておきたい、お支払いの部分を明記しているものと思っています。
そして、内容を見て納得できない場合は、契約書を返送しなくても構わないとお話しています。
もちろんその場合は、契約不成立で、お仕事の依頼はできなくなるのですが。
ほとんどはクライアント側から「業務委託契約書」を送付するのですが、心配な場合はライター側から「契約書を交わしてほしい」と頼んでみてもよいかもしれません。
内職詐欺は怖い!でもネットで働き方が広がる可能性もアリ!
ネットを使った在宅ワークの話がテレビで取り上げられると「詐欺に注意!」という話題のことが多いです。
ただ、働き方改革が進む中で、リモートワークにも注目が集まってきて、ネットを使って在宅でできる仕事もあり、詐欺ばかりではない、ということが少しずつ広まってきたように思います。
在宅ワークを探す場合、詐欺に合わないための注意(仕事を始める前からお金の支払いが発生するものは詐欺と思う)をわかっておけば、よい仕事に巡り合えるかもしれません。
ライターのお仕事は、後払いがほとんどのため、詐欺かどうか見分けがつきにくいかもしれないですね。
初めてお仕事をするクライアントさんとは、仕事を始める前に支払い方法についてしっかりと確認しておく、といったことを必ずやれば、少しはトラブルを回避できるかもしれません。
もし詐欺に合ったかも!と思った後でも、消費者生活センターに相談すれば適切な対応を教えてくれるので、ひとりで抱え込まず、まず誰かに相談してみましょう。
【ライターおやかた】