複数のクライアントさんと仕事をする
ライターの仕事に興味があるかアンケートとってます。
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今のクライアントさんと6年ばかり仕事をしている私。
でも、ほかのクライアントさんと仕事をしたこともあります。
それは今のクライアントさんと出会う前がほとんどですが、出会った後にも仕事をしたことがあります。
もう何年も前、方針を変更しなければならないことがあり、半数くらいのライターさんに仕事をやめてもらわなければならなかった時がありました。
一時的かどうか確約はできなかったのですが、もし再度ライターの仕事が発生したら連絡してほしいかどうか、という希望を取りました。
10人くらいは希望したと思います。
全員に仕事を準備をすることはできないけど、もしお願いできるような仕事があれば、と思い、別のクライアントさんの仕事を探していました。
ある仕事で「看護師」か「転職」というキーワードが入っていれば、どんな記事でもOKというものがありました。
待機してもらっているライターさんの中で、1人看護師のライターさんがおられて。
その方だったら「看護師」のキーワードが入った記事は書けるんじゃないかと思ったのです。
また「転職」のほうは様々な職を経験されたという方がおられたので、その方にお願いすることにしました。
ただ、「看護師」とか「転職」といったワードが限定されると、いくら何を書いてよくても、ちょっとしんどくなりますよね。
3か月くらい続いたと思うのですが、ライターさんもしんどかったと思います。
そのころに今のクライアントさんの仕事も上向きになってきて、ライターさんを増やそうという動きになって。
そこであっさりそのクライアントさんの仕事を辞めて、今のクライアントさんの仕事に移ってもらいました。
もちろんライターさんに希望を聞いて、今のクライアントさんの仕事がいい、と言っていただいたのもあります。
単価もかなり違ったように覚えているので。
その辞めたクライアントさんには「別の人が書いている」ということは隠していて、私が書いたこととして納品していました。
本当はちゃんと「別の人が書いてます」と言わないといけないんですけどね。
でも「それだったら直接そのライターさんにお願いする」とお断りされる可能性もあったので、言い出せませんでした。
そのライターさんは携帯で仕事をされていたので、メモ帳で記事を納品できなかったことから、直接依頼されても無理だったのです。
そうなると、ライターさんも仕事を失ってしまう可能性があったわけで。
半年以上続いていたら、事情を説明したかもしれませんけどね。
というわけで、それ以降、今のクライアントさん以外のところで仕事を受けて、ライターさんにやってもらうということをしたことがありません。
別にクライアントさんから「うち以外のところと仕事をしないでくれ」と頼まれたわけではありません。
実際、クライアントさんのところで手一杯、というのもあります。
でもほかのクライアントさんとできないこともないと思うんですよね。
ただ、私は容量が悪いので、複数のクライアントさんと同じように平行して仕事をする、というのができる自信がないのです。
もし複数のクライアントさんと仕事をしていて、今のクライアントさんから「ライターさん探して」と言われたときに、別のクライアントさんでお仕事をしてもらっているライターさんがいいなぁ、と思っていても、紹介できないわけで。
そういうジレンマに陥ってしまいそうなんですよね。
それに優先順位や段取りというものが下手な私。
1つのクライアントさんのところであれば「この仕事が手一杯なので、後でもいいですか?」と言えます。
でも複数あるとどこにでもいい顔をしてしまいそうで・・・。
結果、同時期にたくさん抱え込んで、つぶれてしまいそうな気がするのです。
それよりなにより、もう6年もお世話になっているクライアントさん。
他のクライアントさんができたとしても、今のクライアントさんの仕事をなにより優先して、ほかのクライアントさんの仕事はいい加減になってしまいそうなのです。
それはあまりにも他のクライアントさんには失礼なわけで。
器用に立ち回る自信がないので、今のクライアントさんとだけお仕事をしているわけです。
商売をしている人と話をすると、「もっと複数のところに手を広げて、事業拡大とか、利益を出すことを考えなきゃだめだよー」と言われます。
でも、今のクライアントさんに不満があるわけでないし、今のクライアントさんの仕事をしてもらうライターさんを束ねるために立ち上げた個人事業だし。
利益を出すとか、拡大するとか、本当は考えなきゃいけないんでしょうけど、そういう欲がなくて。
複数のクライアントさん全部にいい顔して利益をあげるよりも、今のクライアントさんのところでがんばって、クライアントさんのところに出た利益を分けてもらうほうが私にはあっているな、と思っています。
こういうことをいうと、クライアントさんにプレッシャーをかけてしまいそうですが、でもクライアントさんも「一緒に頑張っていこうね」ということで、会社の方針や、結構重要なことも教えてもらってます。
すごく信用してもらっていて、頼りにしてもらっているのだと思います。
その期待に応えることを、私は一番大事にしたいかなぁ。
もちろん複数のクライアントさんと上手にやっておられる方も多いと思います。
ライターとしてやっていくためには、むしろ複数のクライアントさんとやらないと、生計はなりたたないことも多いわけで。
ただ、私の場合は不器用というだけと、今はライターではなく、どちらかというと管理する立場にいることも、複数に手を伸ばしていない理由と思います。
でも1箇所のクライアントさんとだけで仕事が成り立つというのは幸せなことと思わないといけませんね。
【ライターおやかた】