在宅ワークを副業に選ぶのが江戸時代の武士が内職する姿と重なって見える
副業が本業になるようなライターを目指したいただける方
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先日テレビを見ていたときのこと。
秋田の工芸品で桜の皮を使ったものがあるそうです。
その歴史を紐解くと、下級武士の内職だったものが明治時代に武士の職がなくなって、そのまま産業になったのだとか。
テレビを見ていて「内職」という言葉に反応してしまった自分にちょっと笑えてしまいました(笑)
もう職業病と言ってもいいでしょうか。
それでも「内職あなどるなかれ」と思ったんですよね。
江戸時代は武士も本業の「戦」がなかったので、結構暇していたとか。
かといって、身分が下になる「商人」を選ぶわけにもいかなかったようです。
そこでお給料が特に少なかった「下流武士」には内職が認められていました。
時代劇でもよく見るような「傘を張る」「寺子屋の先生」「必殺仕事人!?(これはドラマの中だけでしょう)」が多かったようですが、現在では歴史産業となっているものも、実は武士の内職から生まれたものも多いようです。
ちょっとだけ現代にかぶるような。
昔は会社のお給料だけで家族を養うのが当たり前、とされていましたが、バブルがはじけたり、リーマンショックがあったり、お給料下がってもやむなし、というのがあって。
でも家のローンはあるし、子供の教育費は上がる一方だし、会社の給料だけでは厳しい。
そこで副業を考えるのだけど、副業を禁止している会社もありますし、副業OKだったとしても「会社からそんなにお給料もらってないのかしら?」と思われるのも嫌だから、近所のお店で仕事をするのも気が引けてしまう。
「そうだ!在宅ワークをしよう!」となるのではないかなぁ、と。
江戸時代から明治時代になったときに、武士は廃止されてしまったので、いわゆる「リストラ」状態になってしまったわけですよね。
幕府がなくなったわけだから、「会社倒産」のほうが近いのでしょうか。
でも、その後の生活を支えたのは「内職」の技術だったようです。
現代社会では、会社倒産で職を失った場合、失業保険で助けてもらえるというのもあります。
なので「副業に助けられた」ということは少ないかもしれませんが、どちらかというと「副業のほうがもうかっちゃったから、本業にしてしまった」という話をよく聞くように思います。
ライターさんは副業でされている方も多いのですが、「職業:ライター」という方も結構おられます。
昔は「ライター1本で生活していけるの?」と思っていました。
というのは、私が単価の低いライトな記事作成ばかりをやっていたので、いくら時間があって、たくさん書いていたとはいえ、月に2~3万円がやっと。
なので、ライターで食べていくなんて無理、と思っていたのですが、最近macky215さんを含め、ライターでばりばり稼いでいる方に出会う機会も多く、ライターだけでもやっていけるのだなぁ、と考えを改めることに。
副業でやっていた仕事がうまくいって、本業になった。
ライターの仕事に限らず、それは私の中では理想の形なのかな、と思っています。
もちろん一念発起で、自分で後がない状況を作った上での「起業」というのも自分を奮い立たせるいい材料なのかもしれません。
でも、「副業でうまくいってて、本業に取られている時間を副業に回せたらもっともうかるのにな」となったところで、副業を本業にしたほうが間違いないように思います。
私も「全く仕事しないよりマシかな」と始めたライターの仕事。
それがここまでさまざまなお仕事をすることになると思わなかったですし、私がライターさんを探す立場になるとは考えもしなかったこと。
ほんと、自分は「ちょっと」と思って始めたことが、どのようなことにつながるか、わからないものですね。
【ライターおやかた】