ひな形をつくる
以前、すばらしいマニュアルがあると、みなさんいい記事を書いてくれるという記事を書きましたが。
もしかして初心者にも「ひな形」のようなものがあれば、記事が書きやすいのでは?と思いました。
まず記事を書いてもらうときに、「とにかく書いてみて」とお願いしていました。
そして提出してもらった記事を見るときに、これは私の悪い癖なのかもしれませんが、こまごまとしたところがまず目についてしまうのです。
「ここは主語が抜けてる」とか「『が』でなくて『は』のほうがいいよね」とか。
そのようなこまごまとしたところを修正してもらって、全体を見たときに、「あれ?導入の文章ないよね」とか「ここはまず結論を書くべきでしょ」と構成の部分が見えてきてしまうのです。
本当は記事を書く順番としては逆ですよね。
構成を考えて、その構成に従って必要な情報を集めて、それを記事にしていく。
そして最後に読み返す段階で、こまごまとしたところを詰めていく、ということになります。
私は全く逆の手順で指導してしまっていたんですね。
そりゃ人も育たないはずだ。
でも、そうなってしまった1つの原因として、初めての人にすべてをまかせてしまったことがあります。
初心者の人に構成をまず考えろ、というのが無茶だったように思います。
設計図もないのにプラモデルを組み立てろ、といっているようなものですよね。
なので、記事を見るほうも、構成も見なきゃいけないし、てにをはといったところも見なきゃいけないし、とあれこれ見るものが多すぎて、気になるところから手をつけてしまった、というのがあります。
それであれば、構成はこちらで考えて、この道筋で記事を作ってください、としてしまえば、こちらも構成をチェックする必要はないですし、記事を作成するほうも、その構成に従って情報を調べるだけになります。
穴埋めをしていくイメージですよね。
チェックするほうも、その穴埋めされた文章についてだけ集中すればよいことになります。
同じようなパターンの記事を何度か繰り返すうちに、このような記事はこの構成でいいんだな、というのが身につくかもしれません。
なので、もしライターさんを育てるようなものを作るつもりなら、その「ひな形」というのを作らないといけないな、と思いました。
それとかコピペにならない、文章の言い換え方講座、とか。
初心者の人がどういう部分で記事を書くことに詰まってしまうのか、そういうことをわかるようになれば、どうフォローしてあげればよいかもわかりそうですね。
私もそんなに文章が上手なほうでないので、その気持ちに近くなれるはず!と思いたい(笑)
【ライターおやかた】