個人事業主 開業届出す?出さない?
わたしは個人事業主であり、開業届を出して仕事をしています。
在宅ワークを始めてしばらくしたころから、もうこの仕事をずっとしていこうと思ってはいましたが、その時はまだ開業届の存在をよく知りませんでした。
しかしその当時メインで仕事させていただいていたクライアントさんから、スタッフ全員の方に開業届を出してもらうことになったと言われたんですね。
そのためわたしは出しましたが、世の中には開業届を提出せずに個人事業主として働いている人も大勢いるんです。
開業届というのは税務署に提出する書類で「事業の開始の事実があった日から1ヶ月以内に提出すること」という決まりがあります。
しかしそんな決まりはあっても、届けを提出すること自体を知らなかったり、知っていたけれど忘れていたりという場合、特に何も言われることはありません。
ちなみにわたしは、国税庁のホームページから開業届をダウンロードしてきました。
開業日という欄があり、そこに任意の日付を入れることができます。
例えばお店であればオープンした日でもいいですし、よし今日から個人事業主になるぞ!と決めた日でもいいのです。
また屋号を書く欄がありましたが、その時にはクライアントさんから開業届を出すように言われただけで、特に積極的にするつもりもなかったので、屋号を決めることはしませんでした。
なのでわたしは、なんの屋号もない、ただのフルネームで仕事している個人事業主なのです。
実際に開業届を提出してもしなくても、具体的に何かが変わるわけではありません。
ただ、確定申告の時に青色申告がしたい場合、開業届が出ていないと正式に受理してもらえません。
税務署は開業届を受け付けることによって、その人が事業をしていることを把握して、確定申告書を送ってくるのですね。
ちなみにわたしは、開業届を出すと同時に、所得税の青色申告承認申請書も提出しました。
青色申告がしたい場合、この申請書が必要です。
とはいえども、開業届を提出していなくても杓子定規に突っぱねられるわけではなく「後からでも開業届を出して下さいね」と言われるだけで済むようです。
もともとそのつもりがなくても、年度の途中でやっぱり青色申告したいなと思った時、開業届と青色申告承認申請書申請書を出していないと、タイミングによってはその年の青色申告ができなくなってしまう可能性があります。
そのため開業届を出す人は、青色申告承認申請書も一緒に忘れずに出しておきましょう。
個人事業主になってすぐのタイミングでは、それほど収入もなくて開業するほどかなと思うこともあるでしょう。
しかしある程度の収入が見込めるようになったら、とりあえず開業届と青色申告承認申請書はセットで出してしまうことです。
日々の雑事に追われてつい忘れてしまいやすいのと、いざ出しておけばよかったと思ってからでは、時間がかかるからです。
開業届を出したからといって特に何も変わりませんでしたが、「何の仕事をしてるの?」と聞かれたとき「執筆関係の個人事業主なんです」と答えられるようになりました。
ただそれだけのことですが、気分が少しだけよくなりましたね(笑)
もしこれを読んで「開業届出してないわ!」と思いだしたかたは、今のうちに提出しておくことをおすすめします。
【macky215】