親の老いと向き合う
先日夫の母が認知症であると診断されました。
認知症にもいろいろな種類がありますが、母は前頭葉側頭葉型というもので、やりたいことの抑えがきかなくなる症状が出やすいということでした。
母の場合は食欲や動きたい欲が強く出ており、食べ物を探したり動き回って階段から落ちたりという行動がたまにみられます。
夫のお姉さんが仕事をしておらず家にいるため、週2回のデイサービスを利用しながら介護してくれていますが、お姉さんも次第に体が動きづらくなっているため、弟である夫も介護する必要が出てきました。
実際には介護の多くはお姉さんがして、夫は洗濯や掃除、飼い犬の世話、買い物や送迎、手続き関係などを担当することになるでしょう。
お姉さんの負担を軽くする、介護しやすくする役目を担うということですね。
我が家ではそれぞれの両親の介護は、出来る限り実子がするという話し合いをしています。
理由としては親の側も実子のほうがいろいろと話しやすいし頼みやすい、自分の実家だからどこに何があるかわかっている、双方が遠慮しなくて済む、きょうだい間の意思疎通がスムーズにいくなどです。
ですから私は、夫が不在の間できる限り自分だけで家を回していくことになります。
夫の実家とは車で40分ほど離れていて、夫の勤務先はちょうどその中間地点。
これから夫は実家から通勤し、お姉さんと手分けをして介護することになっていきそうです。
そうなると単身赴任状態になりますので、私も気を引き締めて家事や育児、そして在宅ワークをやっていかなくてはなりませんね。
今も夫は6時半~22時ごろまで家にいませんので、これまでと変わりなくやっていくことで日中は大丈夫だと思いますが、やはり夜や週末には女子だけになってしまいます。
新婚時代のように夫がいないと不安で不安で…ということはありませんが、やはり心細い気持ちはありますね。
しかし夫が介護で実家にいる間、私は自分のできることを一生懸命やることが、夫への励ましになるのかなと思っています。
夫が家のことを心配しなくても済み、介護に集中できる状態を作ること。
そして介護によってかかってくる費用を賄えるよう、しっかり働いて収入を得ることも私の役目だと考えています。
私の両親と夫の両親はひとまわりほど年齢が違います。
今はまあまあ元気にしている父母も、順番に弱っていくでしょう。
これから病気を得るかどうかも分かりませんし、また子世帯の状況もさまざまですが、どの人も避けては通れない親の老い。
未経験の介護という領域に、いよいよ我が家も足を踏み入れます。
できる限り在宅ワークをうまく組み込みながら、どうにか乗り切っていけたらと思っています。
【macky215】