記事を書く在宅ワーク(内職)をしているライター集団参上!

【ライターおやかた】ライターを束ねる仕事をしているためあだ名が『おやかた』。元々はライター                    【macky215】10本の指が何より大切!足は折っても手は死守したいアラフォーライターです

クライアントさんの求めているもの

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私はいくつかのクライアントさんと仕事をしていますが、最近よく感じるのが「クライアントさんによって好みが違うなぁ」ということです。
A社さんでは1つの文章が短く、箇条書きに近い感じのシンプルな文体が好まれる。

B社さんでは、短文を連ねるのではなく、いくつも句読点でつないで長い文章にすることが好まれる。

C社さんでは、短文を連ねるところと、長い文章を適度に挟んでいくことが好まれる。
といった感じです。

それぞれの扱うサイトが違うので、これは当たり前といえば当たり前なのでしょう。

 

そのため仕事するときには、作業が変わるたびにいったん自分を無にして、そのクライアントさんの好む文章を書くモードにチェンジしなければなりません。
これは慣れるまで、なかなかエネルギーを使うことでした。
自分の好みの文体というのは存在しますが、そんなものは仕事するときにはまったく関係ないということがしっかり腑に落ちていない時期もありましたね。
「自分はこう書きたいんだ」「こうしたいんだ」というこだわりがあったのです。


ですがそのこだわりを持ち続けても、いいことは何もありませんでした。
クライアントさんからは何度も差し戻しされてしまいます。

在宅ワークは先方さんの望まれる形で納品しなければ、報酬に結びつきません。
クライアントさんの要求する形の入れ物に、余すところなくぴっちりと入れなければならない。

ライターは水のような存在でなければならないのですね。

ここしばらく別の人の書いた文章を見せていただく機会がちらほらあるのですが、そのこだわりが捨てきれていないなあという印象を受けることがあります。
また自宅で娘に指導することもありますが「だってこうしたいもん」「ここにはこれを入れたいもん」というやりとりが。
「読書感想文ならいいけれど、仕事なんだから先方さんの望む形を100%再現しなくてはダメ」と根気強く伝えています。
そのときはうんうんと聞きますが、やはり時間がたつとまた「こうしたいのに」という気持ちが出てきてしまうようですね。
私自身きちんとできるようになるまで時間がかかりましたし、今でもたまにやらかしてしまうのですから、未成年の娘ではなおのことでしょう。

 

在宅ワークをするうえでは、言い方は悪いかもしれませんが、

「報酬をもらうためには諦めるしかないこともある」

「諦めたほうが楽になる」

といえるんじゃないかと思います。

そしていずれは、「先方のニーズを満たした上で、さらに自分の色を加えていくにはどうすればいいか」といったところも、娘には体で覚えていってくれたらいいなと思っています。

【macky215】