ライターさんは十人十色
この夏から在宅ワークとして新しく始めた原稿チェックの仕事ですが、あらためていろんな人が執筆しているんだな~と感じています。
複数の人に同じキーワードで同じような依頼をしても、出来上がってくる健康はひとりずつ違うし(そりゃ当たり前か)、依頼の文章の受け取り方も違っているのです。
こちらが全員に一斉にお伝えしたことも、相手によって受け取り方が微妙に違っているなどということは普通にあります。
例えば10のことをお願いしたら、最初からこちらの意図したように全員に伝わることはまずありません。
ある人は6だったり5だったり、ときにはこっちの意図したこととはまるで違った解釈をしていることもあるのです。
ただの文章チェックだけをしていればいいのではなく、こういったひとりひとりとの意思の疎通やすり合わせに、思ったよりも時間がかかるんだなという印象を持ちました。
私は夫や娘たち、友人とのやりとりを通して、受け取り方は人それぞれでありこちらの意図が通じないこともあると知っていましたが、あらためて「限られたパターンしか知らなかっただけ」と思い知らされました。
パターンは、対する人の数だけ無数にあるのですね。
同じように依頼をしても、やりとりが最小限で済む人もいれば、何度も同じようなことを言い続けないといけない場合もあります。
ただのペーパーとしての原稿チェックではなく、人間対人間のやりとりがそこにはしっかりあるのです。
修正をお願いして原稿が返ってくると、まずお願いした通りの修正ができているかどうかをチェックするところから毎回始まりますので、手間はその都度かかります。
しかしだんだん、顔も見たことのないライターさんがひとりの人間としてパソコンの向こうに見えてきて、途中から面白いと感じ始めた自分がいました。
「このライターさんにはどういう表現をしたら通じるんだろう」
「こちらの意図をどう工夫して表現すれば分かってもらえるんだろう」
自分の文章の組み立て方や表現などにも、まだまだ改善の余地があるなと思いました。
新しいお仕事に携わることで、まだまだ知らない領域がいろいろあるんだなと、あらためて思い知らされた次第です。
今はまず、パソコンの向こうのライターさんに気持ちよく執筆していただけるよう、そしてこちらのお願いしたい内容をしっかり書いてもらえるよう、細やかな気配りをもってひとりひとりとやりとりしていけたらな~と思っております。
【macky215】