病気療養中にライターの在宅ワークをすることができるのか?
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ライターさんをクラウドソーシングで探していると、プロフィールに「病気療養中」と書いておられる方を、たまに見かけます。
「病気療養中」とプロフィールに書くことが、ライターさんにとって良いのか悪いのか、一概にどちらとも言えないのです。
「病気療養中」であってもほしい人材
もしそのライターさんが特殊な資格を持っておられるような場合。
私が見かけたのは、医師の方でした。
健康系の記事であれば、医師が執筆した記事は信ぴょう性が高くなりますよね。
現役の医師には執筆依頼をすることは難しく(時間の問題、報酬の問題等)、病気療養中の医師ならば、時間もあり、専門知識もあるのではないか、とそのときは考えたのです。
医師に限らず、なかなか記事を書いてもらえなさそうな職業や資格を持っている方ならば、ぜひ依頼したいかもしれません。
副業であれば、本業が忙しくなったとき離脱される可能性や、納期が守られない、という恐れもあります。
病気療養中ということであれば、本業が入ってくることもないでしょうし、今まで仕事をしてきたという社会性も期待できるでしょう。
そういうことからも、「病気療養中」の方は、ライターの仕事に専念してもらえるかもしれない、とも期待できるのです。
療養期間は?体調は?納期はちゃんと守れる?
「病気療養中」のライターさんにお仕事を依頼するとなれば、気になるのは
・いつまで療養中なのか?
・突然体調が悪化することはないのか?
・入院などにより、納期が守れないようなことがないのか?
といったことです。
これらの問題がクリアできるのであれば、問題なく仕事を依頼できると思われます。
なぜ、これらのことを問題にしているかというと、残念ながらこのような問題で辞めざるをえなかったライターさんが今まで多かったのです。
「病気療養中」という理由で、採用を見送った方はいなかったと思います。
もしくは途中から大病をされて、入院等でしばらくお休みをされた後、復帰されるという方もおられました。
しかし、体調が突然悪くなることが多く、納期がずれ込むことが多いのです。
ライターさんも遅れた分を取り戻そうと頑張っていただいているのがわかるのですが、納品ペースからも無理されているのがわかるようになってくることも。
ライターさんのほうより「納期が守れないので」と辞退されることもありますし、こちらから「体調回復を優先されたほうがよいのでは?」と提案させていただくこともあります。
すべての「病気療養中」のライターさんも納期が守れなくなるか、というと、それは違うと思っています。
しかし、このような傾向が強いので「病気療養中」の方に仕事を依頼するかどうか、慎重に検討する必要があると思っています。
一方で、ライターさんにとっては喜ばしいことですが、体調が回復し本業に復帰されるため時間が取れなくなる、という方もおられます。
「半年間の療養期間」など、期限が決まっている療養であれば、長期で依頼したい案件だった場合、残念ながら依頼が難しい、となることもあるのです。
では「病気療養中」であることは隠したほうがいいの?
「病気療養中」と書くことで、仕事を依頼されないのだとしたら、隠して仕事を探したほうがよいのでしょうか?
依頼する側とすれば、事情はできるだけ話していただいたほうが、さまざまな提案がしやすいです。
例えば「1か月のうち調子のよい日が半分あるが、半分は調子が悪いので毎週の納期が難しい」ということであれば、1か月分をまとめて依頼させていただく、といったこともできます。
もし事情がわからなければ、他の方と同様のペースで依頼することになってしまいます。
もちろん、納期を都合できないお仕事というものもありますので、必ず自分の希望通りとはならないこともあります。
しかし、納期を都合してもらうことで納品できる体調なのであれば、相談してみることをおすすめします。
後から「実は・・・」と相談されるよりは、最初に情報を共有できているほうが、お互い仕事がしやすくなるのではないでしょうか。
収入が発生することにも注意が必要!
もし本業をお休みしている間に在宅ワークをしようと考えている場合。
その在宅ワークで報酬が発生することを考えておかなければなりません。
在宅ワークの仕事が年20万円を超えると、確定申告が必要となり、おそらく隠すことも難しくなってきました。
まだまだ会社で副業を禁止しているところも多く、ましてや休職中に別の仕事をしているとわかれば、あまりよく思われないのではないでしょうか。
少し体調がよくなり、収入面で不安がでてくれば、ハードワークでなければ少し仕事をしたくなるものです。
私も「布団の中からならできるのに」という思いを何度もしているので、気持ちはとてもよくわかります。
病気のため退職して「病気療養中」であれば、在宅でできるライターの仕事は最適と言えます。
しかし、本業を休職中に在宅ワークをするのは、少し慎重に進めたほうがよいですね。
病気でもできる在宅ワーク!始めるときは諸々確認しておこう!
たとえデスクワークであれ、会社までの通勤や拘束時間を考えると、病気を抱えながらの仕事は難しい、と思う人は多いと思われます。
在宅ワークのライターはノルマはあるものの、自分でペースを決めやすかったり、体調が悪ければすぐ横になれる環境であることから、病気とお付き合いしながら進めやすいお仕事といえるでしょう。
しかし、本業を休職している場合であれば、休んでいる間の在宅ワークも「副業」にあたります。
副業で得た報酬は会社に隠し通すのは難しい世の中になってきました。
そのことも頭に入れたうえで、在宅ワークを始めるようにしましょう。
また、いくら在宅とはいえ、仕事が負担となることもあります。
十分体調と相談した上で、場合によっては医師にも判断を仰いでお仕事を始めるほうがよいかもしれませんね。
ライターのお仕事は在宅ワークの中でも、体調と相談しながら進めやすい仕事かもしれません。
しかし「納期を守る」「遅れそうなときはきちんと連絡する」といった、社会人としてのルールは守る必要があり、病気が理由であれ守らないのは仕事の継続につながりません。
自身、病気を抱えながら仕事をしているので、できれば病気療養中の方でもライターとして活躍していただきたい、と思っています。
隠しながら無理して仕事をしていただくより、事情をお話していただきたいです。
必ずしもご希望にこたえられないかもしれませんが、病気とお付き合いしながらできるお仕事としてライターも選択肢にいれてもらいたいですね。
【ライターおやかた】