在宅ワーク 親の老いに備える
この連休に、法事に行ってきました。
父方のおじの四十九日の法要です。
父はきょうだいが多いので、その子どもたち(私にとってはいとこ)も多く、会場にはいとこたちがたくさん集まり、いろんなところで思い出話に花が咲いていました。
私はいとこの中ではチビのほうで、年長組はもう60歳近く。
ボリュームゾーンは50代で、40代の参列者はわたしだけでした。
話をしていると、いとこたちはまさに今、さまざまな人生のイベントの真っ最中だということが分かりました。
まず直面しているのが親の看取りや介護です。
それと並行して、20代になった息子や娘たちのこと。
さらには自分の健康についての悩みも、それぞれ抱えているようでした。
法要には父と長兄が参列していましたが、父が74歳で長兄が86歳。
兄であるおじがつえをついてヨロヨロとした足取りでやってきて「アンタ誰やったかいな?」なんていうので切なくなっていたら、いたずらっぽく笑って「水泳しとった子やな?」と。
どうやら覚えていてくれたようです。
認知機能はそのときによってまだら状態のようですが、この日はしゃんとしていたと、後からその息子であるいとこが教えてくれました。
今は自宅で、家族みんなで仕事をやりくりしながら介護をしているとか。
この日もずっと、いとこがそばにいて体を支えたり、移動を助けたりしていました。
うちの父が「これからこうなっていくんやで、という姿を見せてもらっているんやな」と言い、みんなが感慨深そうにうなずいていました。
それは自然の摂理であり、必ずみんなに訪れること。
今は自転車を乗り回しギターをかき鳴らす元気な父も、いつか弱っていくでしょう。
そんなときにもできるだけのことをしてあげられるよう、どんな状況にもフレキシブルに対応できる在宅ワークをずっと続けていきたいな、と改めて思いました。
在宅ワークなら、仕事を完全にやめてしまうことなく、介護と仕事を両立することができるでしょう。
仕事量もクライアントさんに相談して増減することができますし、介護に専念したいときや看取りのときには、しばらくお休みだってもらえるかもしれません。
これは会社員だとなかなか実現できないことです。
そんなときが来ないでほしいと思いますが、時間は決してさかさまに流れることはありません。
義母と父母に充実した時間を過ごしてもらえるように、こちらは最大限に合わせられる準備をしておきたいなと思った私なのでした。
【macky215】