自分の声、客観的に聞いてみよう
以前私は、インタビューや対談をして、その音声を文字起こしする在宅ワークをしていました。
その時にインタビューの奥深さを知った私でしたが、もうひとつよくわかったことがあります。それは自分の受け答えが、思っていたよりも素っ気ないということ。
自分が話している声と、実際に録音された声がかなり違っているという経験をされた人は多いと思います。
しかし声だけではなく、ニュアンスが自分で意図していたように伝わっていないことがあるんです。
私のしていたインタビューは一発録音であり、言葉に詰まったり噛んだりしても、それがそのままオンエアされるというものでした。
そのため余計に、自分の至らなさが浮き彫りになっていましたね。
クライアントさんからすると、インタビュアーは別に私でなくてもよいのです。
主役の話している内容が伝わればいいから、さほど気にすることはないとおっしゃっていただきました。
確かにそれはその通りですが、やはり何とかしないといけないな~と感じたものです。
自分がこうだろうと思っているニュアンスの、6割ぐらいしか伝わっていないと感じることもよくありました。
特に先方さんの言葉に対する自分のリアクションが、思っていたより薄いのです。
録音はスカイプでお互いを映しながらやるため、私としては普段どおり首をぶんぶん振ったり、にっこり笑ったりしてコミュニケーションをしているつもりでした。
しかし実際に音声になってみると、当然ながら声に出ている部分だけがすべてとなってしまい、私の笑顔や首振りは一切反映されません。
そのため、とても味気ない受け答えになってしまっていたのです。
私の場合はインタビュー音声でしたが、電話や音声ミーティングの場合にも、もしかしたらこんな風に伝わっているのではないかと感じました。
自分の意図する6割しか伝わっていないということは、顔が見えない場合には4割増しで伝えてようやく意図していたように伝わるということ。
チャットやメールは文章でのみしか伝わりませんから、絵文字や(笑)などを入れることで、こちらの感じ方を表現することができますよね。
しかしインタビューや対談、電話や音声会議などでは、表情で伝わりません。
その分、受け答えで気をつける必要があるのですね。
自分がどんなふうに話しているのか聞いたことがないわ~という人も多いでしょう。
一度、電話や音声会議などで話している音声を、スマホのボイスメモなどで録音してみるといいと思います。
自分が意図している内容と、実際のニュアンスがどのくらいなのかがよくわかり、びっくりしてしまうことでしょう。
自分の声を改めて聞くのは恥ずかしいですが、多くの気づきがあるのでおすすめです。
【macky215】