リモートワークの拡充が社会を変える?
今、リモートワークという働き方が注目を浴びています。
私は現在自宅で個人事業主として仕事をしており、出勤するべきオフィスは持っていませんが、クライアントさんの会社のお仕事をしていますので、これもリモートワークというのかなと思っています。
子供が小さい、持病がある、親の介護など、人によってさまざまな事情があります。
しかし私の仕事形態は、プライベートでどのような事情を抱えていても、関係なくきちんと仕事と両立できるのですね。
この働き方が個人事業主だけではなく、会社員もできるようになっていければ、どんなに暮らしやすくなるだろうと思います。
普段は会社で仕事をするのを基本として、できないときは自宅で仕事をする。
小さい子どもを持つ家庭であれば、普段は夫婦で協力しながら子どもを保育園に送り迎えし、食事を作りお風呂に入れて寝かしつけ、家事をします。
そして子どもが病気になってしまったときには、病児保育施設に預けたり、夫婦どちらかが自宅で面倒を見たり。
こういった複数の選択肢があることが、私たちの生き方をとても楽にすると思います。
今の正社員たちは、基本的には子どもを保育園に預けるの一択しかありません。
もしくは保育園に預けないで、おじいちゃんおばあちゃん、ベビーシッターさんに預けるか。
この日は保育園に預けて、この日はおばあちゃんに預ける、この日は自分が子どもを見る、この日は昼間子どもの行事に出て夕方から仕事する、などという選択肢はまずありません。
会社にすべての事情を合わせるしかないというのが、生きづらさを感じる原因かなと思います。
待機児童の解消を目指すだけでは、この社生きにくさは改善しないのではないかと感じます。
もちろん待機児童を減らす努力は必要ですが、それと並行して働き方のほうも柔軟に変化させていくときがきていると思いますね。
「働き方改革」という言葉は聞こえてきますが、現実に子育てや介護をしている私たちの望むものとは、どこかずれているような気がしてなりません。
今日はどこで働くか、何時から働くか、はたまた働かないで他の用事をするのか、選べることが大事だと思います。
せめて自分や家族の急病やケガなどの非常事態だけでも、柔軟に対応できる仕組みがあればかなり違うはず。
そして女性だけではなく男性も、同じようにリモートワークができる仕組みがあればいいですよね。
私の子どもたちは高2と小4になり、もうある程度育ってしまいましたが、子どもたちがまだまだ小さかったときにこのリモートワークの仕組みが社会にあれば、どれだけ助かっただろうと思います。
ワンオペ育児をしながら自分が体調を崩してしまったとき、自分は嘔吐しながら赤ちゃんにミルクを飲ませたり、高熱があるのに料理や洗濯をしたりしていました。
そのときにリモートワークの仕組みが機能していれば、夫に融通をきかせてもらうことができたはずです。
出生率の問題や介護離職などの問題も、俯瞰して見たら、すべてつながっていると感じます。
社会を良くしていく仕組みのうちの1つとして、リモートワークの拡充を望みます。
娘たちが家庭を持つころには、もっと幸せを感じられる社会になっていますように。
【macky215】