記事を書く在宅ワーク(内職)をしているライター集団参上!

【ライターおやかた】ライターを束ねる仕事をしているためあだ名が『おやかた』。元々はライター                    【macky215】10本の指が何より大切!足は折っても手は死守したいアラフォーライターです

在宅ワークとやりがい搾取

ライター募集のアンケート

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在宅ワークを始めたばかりのときには「使ってくれるだけでありがたい」という気持ちでクライアントさんを決めてしまうことがあります。
私も最初は、手あたり次第にどんな仕事でも受けていたことが。
そんな中には、在宅ワークを始めたばかりで何もわからない、自分の価値がどれぐらいなのかも把握していない新米ライターを、言葉は悪いですが狙って採用しているようなところもありました。
作業そのものの単価がとても安かったり、単価が比較的高くても執筆以外の作業も含められていたり…。

クライアントさんを見極める目がこちらにないため、いいように使われてしまったことも多々あったのかなと思います。


私が「これがいけなかったな」と思うのは、「褒めてもらう」という単純なことに飢えていた点です。
自信がなくておずおずと提出したものに「とてもいいですね」などよい評価がもらえると、それだけパアアっとなってしまい「こんなものでいいなら、いくらでもいいので使ってください!」という気持ちになってしまうのです。
それが相手に伝わってしまうと、言い方は悪いですが足元を見られるようになるんですね。

 

「使ってもらえるならいくらでもいいです」という感じで仕事をこなしていたある日、とあるクライアントさんが「新米の在宅ライターさんは、褒めると多くがころっといくんです」などと内情を打ち明けてくれました。
「そうやって安い単価で使っているところも多いですよ、だけどうちはそういうやりがい搾取はしたくないんです」とも。


ちょうどその時、たくさんの興味深いお仕事を提供してくれるけれど、手数料を取られ単価が安くなっているクライアントさんと契約しようかどうか迷っていました。
しばらく考えて、そのぶっちゃけてくれたクライアントさんと契約することに。
そちらと数年お付き合いをしていく中で、自分の適正な価値を客観的に見られるようになったなと思います。
そこではいつも仕事の提案の時に「これはいくらで受けてくれますか?」と聞いてくださいました。
そして私が提示した金額について「この作業にこれくらいの時間がかかるから、適正価格はこれくらいだと思いますよ」とフィードバックしてくれたのです。


そんなふうにお仕事をしていくことで、価格というのはやりがいや、「使ってもらえたらいくらでもいいです」などと決めていいものではないこと、そして自分の価値をしっかり知り、希望額になるべく近づけるためにすり合わせをして、双方が納得できた場合に契約すればいいんだ、ということがわかりました。

最初からクライアントさんを上手に見抜くことは難しいかもしれません。

しかしテストライティングで搾取されているのではと感じたり、作業量に対する単価があまりにも低かったりする場合には、たとえ担当者さんの印象が良かったとしても、そこは分けて考えるべきかなと思います。
何度か失敗して自分で経験しないとわからないことかもしれませんが、少しでも引っかかる部分があったら、その感覚をいちばん大事にするべきです。
引っかかるところが限りなく少ないクライアントさんというのは、必ず見つかると思います。
それまで妥協せずに、経験をフルに生かしながら見る目を養っていくことが大事だと私は感じています。

【macky215】