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【ライターおやかた】ライターを束ねる仕事をしているためあだ名が『おやかた』。元々はライター                    【macky215】10本の指が何より大切!足は折っても手は死守したいアラフォーライターです

『マジ文章書けないんだけど』は記事の見直しで役立つ本!

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最近記事の確認をすることも多い私。

以前記事にも書きましたが、記事を見るために大事なことを、クライアントさんにいろいろと教えてもらいました。

ms-righting.hatenablog.com

 

このとき教えてもらったのは「この記事ひっかかるところない?」という、「違和感」を見つけることだったように思います。

私の一番の問題は記事を読んでも「どこが悪いかわからない」と発言したことだったので、そのひっかかりを感じるのはとても大事だったと思います。

でも、今は書いていただいた記事を修正してもらうよう、依頼を出す仕事をしています。

そのときに「なんか違和感あるので」では説明になっていませんよね。

よって、今でも勉強中です。

 

クライアントさんに「勉強するいい本ありませんか?」と聞いたときに、『新しい文章力の教室』という本を紹介してもらいました。

この本は本当にわかりやすいし、勉強になる!

最初に読んだころはぼやっとしていたことも、ライターさんの記事を見る立場になったらいろいろとわかるようになったものもあります。

クライアントさんがよく言っている「まどろっこしい文章」になっているのも、この本を読めば納得の解説です。

この本の紹介はまた後日。

 

『新しい文章力の教室』だけでも十分だったのですが、「もっと文章について勉強しないとなぁ」と思っていて。

すると、次のような本を見つけたのです。

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就活に必要なES(エントリーシート)を書けないことに気がついた女子大生が、バイト先のカフェにふらりとくる謎のおじさんに文章の書き方を教えてもらう、という設定です。

タイトルからもわかるように、「マジ」とかすぐに使っちゃうような人を前提に始まっているので、これからライターを始めようと思う方でも読みやすいのではないかな、と思います。

 

私が「いい本だ!」と思ったのは、著者が元々新聞社の校正をされていた方なので、校正目線の内容でもあるのです。

「なぜその文章ではいけないのか」という理由が、論理的というか、文法に忠実というか。

「は」と「が」の使い分けについて、かなりしっかり解説されているのですが、その中に「『が』は格助詞」やら「『は』は係助詞」やらでてきます。

でもそのおかげで、その文章において「は」を使うべきか、「が」を使うべきかが論理的に説明されていると思えました。

 

もちろん「その文法が分かりやすかった」というわけではありません。

この本では「格助詞」とはどんなものか、「係助詞」とはどんなものか、というのを具体例を出して説明されています。

松田聖子さんの『赤いスイトピー』の歌詞を例にして

A「何故 あなた『が』時計をチラッと見るたび 泣きそうな気分になるの?」

B「何故 あなた『は』時計をチラッと見るたび 泣きそうな気分になるの?」

AとBの文章で泣きそうな気分になるのは誰?

 という問題になっています。

答えはAの「が」は格助詞のため、主語にあたるものを示すので、直後の文章にしかかからない。

ので、「あなた」は「時計をチラッと見る」にしかかからないので、泣きそうな気分なのは「私」。

でもBの「は」は係助詞のため、主語を示すためとは限らない。

ので、直後の「時計をチラッと見るたび」にも、そのあとに出てくる「泣きそうな気分」にもかかるので、「あなた」が泣きそうな気分なのです。

格助詞とか係助詞とかよくわからないけど、「が」と「は」を使い間違うと、全く意味が変わることだけはわかります。

Aの場合、日本語は主語を省略しても通じることが多いから成り立つ、ということも後に紹介されています。

つまりBのように主語がないと「が」と「は」を間違えただけで、言いたいことが全く違ってくるわけで。

やはり主語と述語は大事だなぁ、ということも改めて考えさせられました。

 

『新しい文章の教室』が今まで私のバイブル本でしたが、『マジ文章書けないんだけど』も私の中ではかなりヒットしました。

おそらくすでにちゃんとした文章が書ける人にとっては、無意識にやっていることも多いかもしれません。

でも「ブログのような軽い文章やしゃべり言葉でOKな記事なら書けるんだけど、きちんと書こうとすると書けなくなっちゃう」という方には、いろいろ納得できることが書いてあると思います。

『新しい文章の教室』とはまた違った視点なので、どちらがいいとか、わかりやすいとか、そういうことでなく両方読んでおくべき!といった感じですね。

 

この本に書いてあることを全部頭に叩き込んで文章を書く、というのはなかなか難しいでしょう。

でも記事作成は、この本の最後にも書いてありますが、まず文章を書いてみて、それを自分で見直すことで足したり削ったりするものです。

いくらうまい人でも記事を一発で書き上げる、というのは無理な話で。

私のこのだらだらしたブログでさえ、何回も見直しをしています。

ms-righting.hatenablog.com

 

ライターさんはその見直しをするときに、ひっかかった部分の答え合わせに役立つんじゃないかな、と思えた本でした。

 

今年の目標である「本を読む」。

やっと1冊は達成~!

 

【ライターおやかた】