思い込みで調べると抜けがでてくる
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記事を作成するときに、知らないことであれば調べて書くことが多いと思います。
ただ、中途半端な知識の場合「それ知っている!」とあまり調べずに書くと、抜けが出てくるのではないか、と思うのです。
というのは、1年以上前のことですが、テレビを見ていて認知症の1つである「レビー小体型認知症」について特集をしていました。
もう年齢が年齢なので、親の認知症を心配していたときだったのですが、症状があまりにもぴったりあてはまります。
「絶対にそうだ!」と思ってネットで調べると、なんともうやむやな感じ。
やっぱり検査するしかないけど、親もどこの病院に行けばいいのやら迷っているようでした。
私も親とは離れて暮らしているので、どこを紹介していいかもわからず。
そこで、私が通院している病院がたまたま認知症に詳しい先生で、先生に親が住んでいる地域の病院を紹介してもらおうと考えました。
で、親の症状を話すと「検査しないとわからない」という前提ですが「それはレビー小体型ではなく、脳血管性認知症のほうでないかな?」と言われたのです。
認知症についてはいろいろ知っていたつもりですが、「脳血管性認知症」というのは全く知らなくて。
親は10年以上糖尿病を患っていて、5年くらい寛解(血液検査の数値が正常な状態を維持している)の状態です。
まさか、もう影響してないであろうと思った糖尿病が、認知症の原因だったかもしれないとは。
相談した先生には「糖尿病を診てもらっていた先生に、認知症の病院を紹介してもらってはどう?」とアドバイスをもらいました。
親にもさっそく話をして「今まで糖尿病のことを診てもらっていた先生なら話しやすい」ということで病院に出向き、家の近所の総合病院を紹介してもらったようです。
私は思い込みが激しいほうですが、なにか1つの情報があれば、それについてだけを調べてしまいがちです。
たとえば今回も「親が認知症かも」ということで、「認知症とは」というところから調べていれば、「脳血管性認知症」というタイプに親が当てはまるかも、と思ったかもしれません。
でも「レビー小体型認知症かも」ということで調べていたので、ほかのタイプについては見逃していたのかもしれません。
なので、記事を書くときも気をつけなければならないと思いました。
「認知症について書いて」と言われれば、まず構成について考えますよね。
すると「認知症とは」から入って「認知症のタイプ」を紹介して、「それぞれの症状」を説明し、「どういう治療をするか」ということになると思います。
ただ、「レビー小体型認知症について書いて」と言われると、認知症のほかのタイプについて調べるのはおろそかになってしまうように思ったのです。
シリーズのようにそれぞれのタイプについて、連続して書くという場合は別ですよね。
1記事で網羅するようにするのか、それとも1記事を深く掘り下げたものにするのか、というクライアントさんのサイト構成の考え方もあると思うので、後者の場合であればそのテーマについて深く掘り下げればよいと思いますが。
ですが、1記事で網羅した記事を書くとなった場合に、思い込みがあると「これは入れなくてもいいや」とか「この内容だけで大丈夫」として、記事を完成させてしまうかもしれません。
やはり知っていることでも「この語句で合っているだろうか」とか「この事柄には何個タイプがあっただろうか」ともう一度確認する必要があると思います。
記事をよく調べていただいているなぁ、というライターさんほど「話の落としどころをどのように持って行ったほうがいいですか?」と質問されることがあります。
それだけネット上にはいろいろな情報があって、さまざまな結論に行きついているのでしょう。
なので、それはサイトの性質によると思うので、サイトの担当者と話をしなければわからないところだと思います。
ネットで情報があふれていて、正確な情報が求められている今だからこそ、さまざまな情報があることも知って、そのうち正しい情報の見極めや、サイトに掲載したい情報を精査しなければならないのだと思いました。
【ライターおやかた】