ライターにはずぶとさが必要?
ライティングをしていて思うのは、ある程度のずぶとさが必要だよなあ~ということ。
脳みそを絞ってものを作り出すクリエイターたちは、同じような苦しみを日々感じているのだろうと思います。
知り合いにカメラマンの人がいますが、彼も日々心をすり減らしながら仕事をしていると話していました。
自分がいいと思っているものを人に批判され、ここがダメあそこがダメと言われるのは、いつまでたっても慣れないとのことでした。
ライティングも、自分の作品を第三者から添削されるのは同じです。
それは毎回のことですから、それに耐えられないくらいのガラスのハートの持ち主は、ライティングを仕事にするのはハードルが高いことでしょう。
納品するたびに心をすり減らしていては、とてもじゃないけれど割に合わないからです。
反省することは大切ですが、必要以上にへこんでしまうのも、ちがうんだと思いますね。
ダメ出しされたところを反省し少しだけ凹むのは仕方ないですが、すぐに気持ちを切り替えて、ダメだったところを修正しなくてはなりません。
ここですぐ気持ちを切り替えられるかどうかが、ライターの適性の分かれ道なのかなと感じています。
いつまでもへこんだままでは先方さんの求める修正にフラットな気持ちで応じることができませんし、次の依頼を受けたとき、また差し戻されるのではないかと不安にさいなまれてしまうからです。
依頼をいただくクライアントさんもさまざまな個性があって、なかには気分次第という先もあります。
単価はとても安いのに、重箱の隅をつつくような細かい指摘をしてくるところもありました。
ですがいくつかのクライアントさんと仕事をするうちに、細かく修正指示をしてくれるところのほうが、実は書きやすいと気づきはじめました。
最も困るのは、指示が大雑把なところです。
「いい感じに仕上げておいてくれたらいいよ」というほんわかした指示のクライアントさんと仕事をしていたとき、最初はいいなと思ったのですが、納品すると「こういう感じじゃないんだよね」などと言われ、全体的に書き直しとなることが多かったのです。
ですから最近では、事細かに指示をいただける先の仕事がしたいと思うようになってきました。
細かい指示やダメ出しに一瞬だけへこむけれど、すぐに浮上してフラットな気持ちで修正をする。
それくらいのほどよいずぶとさを身に付ける。
これがライターとしてやっていくための基本なのかなと思います。
修正指示をいただけることに感謝しつつ、今日も明日も元気に執筆していきたいなと思っているわたしなのでした。
【macky215】