いい意味であてにしない
仕事を始めたばかりのころです。
まだ10人もいかないくらいの人数で記事を書いてもらい、締め切りも月に1回でした。
すると、どうしても間に合わない人がでてくるんですよね。
もちろん納期前にあわててやったけど、間に合わないという、計画倒れの人もいたのですが。
どちらかというと、突然のトラブルで納期に間に合わないということが多いように思います。
突然のトラブルといっても自分の病気や家族の病気といった、数日で復帰できそうなものがほとんどです。
そういう場合は「もしそのようなことがあっても大丈夫なように、前倒しでスケジュール組むようにしてくださいね」というようにお伝えしていました。
ただ、いつ復帰できるかわからないようなことが起こることも。
この方のように、突然ライターさんが倒れることもあるわけで。
また、家族が突然倒れた場合もしかり。
たとえ病院にずっといて、自分ではなにもしてあげられないとしても、とても記事を書く気持ちにはならないですよね。
しょっちゅうこういうことがあるわけではないですが、ごくたまにこのようなことがあります。
仕事を始めたばかりのときにこのような事態が起これば、かなり焦って慌てたと思います。
それはぎりぎりの人数でやっていて、納品日に必ずその数の記事が納品されると期待していたからです。
それが納品されないとなると、「どうしよう!!!」となっていたわけです。
でも仕事を進めていくうちに「必ず納期に決まった数が納品されるとは限らない」と学ぶようになりまして。
いい意味であてにしなくなったというか。
そこでライターさんを責めてもなにも解決しないし、あてにしてなにも準備をしてないというのもどうかと思いまして。
当時の仕事であれば、私も記事を書いていたし、ある程度記事を書きためることもできるような内容だったので、時間のあるときに、自分でストック記事を書くようにしていました。
数日の遅れなら待って、納期のめどがたちそうにないものには、そのストック記事を利用するなど、もしもの場合に備えることを考え始めたのです。
また、そのような事情を知ったクライアントさんから「よかったら、この記事使ってください」といただいた記事もあって、やはりそういう備えが必要とクライアントさんも考えていただいたんでしょうね。
今はクライアントさんのサイトにアップする記事を扱っていることが多いのですが、その納期遅れについては、クライアントさんに「おやかたさんが判断していいですよ」と言っていただいています。
ということは、納期が1日でも遅れたら困る!という仕事の種類ではないんでしょうね。
私が以前していた仕事は、これだけ記事がアップされることで生まれる効果、というのを期待したものだったので、決まった期間に決まった数アップされないと効果がわからなくなってしまうものでした。
というわけで、ちょっとお仕事の種類が違うのかもしれません。
かといって、毎回納期が遅れていいわけでもありません。
やはりサイトとして、これくらいのサイクルで記事がアップされるという計画のもとで、ライターさんには依頼しているはずなので。
しかし、突然のことでいつ復帰かわからない場合でも、クライアントさんはOKしてくださいます。
もしその部分ができないのなら、ほかの部分で補ったり、ほかのライターさんで補えるような体制を取っているのかもしれません。
過剰なライターさんを抱えることは難しいと思いますが、もしなにかあったとしても対応していただけるクライアントさんはすごいなぁ、と思います。
私もライターさんがなにかあったときは、そちらの事情を考慮してあげたいので「それは困る!」の一点張りにならないような対応力を身に着けたいですね。
といっても、そういう問題が発生したときは、結局「クライアントさん、どうしましょう?」ということになるので、私がどうこう立ち回ることはないんですけどね。
でも、自分でもどうしようもない事情が発生したときには、ライターさんとクライアントさんの間に立てるようなおやかたでありたいのです。
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