ビョーキしながらの仕事
先日、なにげなく「子宮頸がん検診でパピローマウイルスが陽性になった~」とツイートしたところ、多くの方にご心配いただきました。
ウイルス感染自体は問題なく、自然に消失することがほとんどなので、たぶん消えるだろうけど、それが半年後しかわからない、というのがモヤモヤしたところ。
心配おかけしてすみません&皆様のやさしさに感謝です。
実は私はなにかとビョーキを抱えておりまして。
今回のウイルス感染以外で子宮のビョーキになっていたり、メンタルのビョーキもあるし、ストレスたまると逆流性食道炎(ただし胃カメラ飲んでも胃や食道はピカピカ)とか、風邪ひくと咳喘息なるとか、まあ書いていて嫌になるくらいビョーキ持っていたりするんです。
この中でも一番長いお付き合いなのがメンタルのビョーキで、私が仕事がなかなか続かない原因だったりもします。
たぶんこういうビョーキを持っている人なら誰でも思うと思うんですけど、「なんとか治さなきゃ」と焦っちゃうんですよね。
なので、ちょっと調子よくなると「仕事しなきゃ」と復帰して、やっぱり仕事行けなくなって、これを繰り返して行きづらくなって、仕事を辞めてしまうという・・・。
でも、あるときから「もう治そうと思うのはやめよう」と思いました。
故川島なおみさんが「私の血はワインでできている」と言っていたように、薬の成分も私の血液成分と思おう、と。
そのころから、外で働くのをやめて、内職だけでやっていこう、と決めたように思います。
どうせ夜寝れないから、寝れないときは仕事すればいいし、昼寝てても怒られないし。
そう思っていましたが、調子悪くて1日中寝込んでいる日が多くて、内職も納期に間に合わずご迷惑をおかけすることが多々。
でも子供を産んだら、ぴたっと症状がおさまって。
そのころには今のクライアントさんのライターをしていたのですが、急な出産だったので、連絡もできずに納期に間に合わなかったのですが、「そういう事情なら遅くなっても終わらせてもらえれば問題ないです!」と言ってもらえました。
そういう柔軟な対応をしてもらえたので、今のクライアントさんとも長くやってこれているんでしょうねぇ。
もちろん子供が生まれてからもなにもなかったわけでなく、何度も深みにはまったこともあり。
でも、何度かそういうことを繰り返しながらも、今のクライアントさんとは長くお仕事をさせていただいております。
クライアントさんにはちゃんとビョーキの話はしたことがないです。
ぼや~っとなんとな~く、「察してくださいね~」って感じで(笑)
もしどうしても仕事ができなくなってしまったら、「ちゃんと話しなきゃ」と思いつつ、いまだそこまでに至らず。
全くご迷惑をおかけしてないとは言わないですけど、「とにかく最低限のことだけやろう」と乗り切った(つもり)です。
ここ最近は泣きながら「もう無理です」なんてクライアントさんに相談することもたびたび。
ビョーキのせいにしたくないですけど、我ながら情緒不安定です(笑)
実は今もかなり調子は悪いです。
といっても、誰も信じてくれないでしょうね~。
でも病院の先生には「ここ数年で一番調子が悪そう」と言われています。
私のビョーキは異常なテンションの上昇というのもあって。
こういうときは仕事がバリバリとできてしまうし、アイディアもあふれて止まらない。
でも常にイライラしていて傲慢になりやすく、人をさげすむという傾向も。
最大の問題はそのあと必ず落ちるということ。
ジェットコースターも上れば上るほど落下速度も速く、上がった分落ちますよね。
今までは普通のジェットコースターに乗っていたのですが、どうやら今回は「FUJIYAMA」に乗ってしまったようです。
なので、なかなかの薬の量を飲んで、プラレールの下り坂になるよう抑えているのですが、あとはセルフコントロールするしかないです。
病院には「とにかく仕事をやりたいと思ってもセーブするくらいでちょうどいい」と言われているのですが、新しいお仕事とか、こういうことやってみたいというアイディアとかあふれちゃって、仕事したくてうずうずしちゃうんですよね。
「バリバリ仕事できていいじゃん」と思われそうですが、体も精神的にもくたくた、1秒でも早く寝たい!と思っているのに、布団に入ったとたんに何時間も寝れず。
昼寝で補おうとしても眠れず。
これが一番きつかったかなぁ。
今はかなり改善中。
もし外に仕事に行っていたら「何か月か会社休みなさい」と言われるところなんでしょうけど、在宅ワークなら調子悪いときは調子悪いときなりの仕事をしてるので、「仕事やめなさい」とは言われません。
もし「仕事禁止!」と言われても隠れてこっそりやっちゃいそうだし(笑)
テンションあがっちゃって、仕事を山ほど引き受けちゃって(というか自分でつくりだしちゃって)冷静になったときに「こんなに仕事こなせない!」とクライアントさんに泣きつくことも。
こう考えると自分で乗り越えているというよりは、クライアントさんに助けられているとしかいいようがないですねぇ。
あと、会社を辞める前の旦那が「お前の仕事はお前しかできんのだろ」といって「お前はとにかく仕事だけをしな。そのほかのことは全部やるから」と仕事を1週間休んでくれたことも。
在宅ワークであることにも助けられているのですが、どちらかというと私は周りの人に助けられているので続いているとしかいいようがないですね。
このように書くと「私ビョーキ抱えながらがんばってまーす」という結論になってしまいそうですが、今世間では「病気を抱えながらもどう仕事を維持するか」ということも考えられているようですね。
主にはがん治療のことを言われているみたいですが、それだけでなくさまざまな病気を抱えながら仕事をしたい、でも体調が悪い日や通院の日が多いので、辞めざるを得ない、という人も多いと思うのです。
もちろん在宅ワークで会社勤めのときと同じだけ稼げるわけではないかもしれません。
でも日本には「働かざる者食うべからず」という風潮があるようで、私もそういう気持ちになっていたことがありました。
なので、在宅ワークで少しでも外とつながっている、役に立ててる、と思えるのは大事なのではないか、と思っているのです。
もちろんなにかのビョーキで弱っているときに、こんな考えは浮かばないと思います。
ただ、ちょっとよくなって、何かしたいという衝動にかられたときは、在宅ワークもその1つに入れてもらえると、選択肢が広がるかな、と思います。
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【ライターおやかた】