『器用貧乏』はライターにとっては強みかも
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クライアントさんのところに、職人さんがいらっしゃるとお話しましたが。
私はというと、どちらかと職人にはなれないほうでして。
学生のころから「君はね、なんとなく全体的にはやっているんだけど、これといって特化したものがないんだよね」と言われていました。
ロンハーで千原ジュニアさんが「ミスター平均値」と言われたこともありましたが、私の場合、平均値というより、「どんぐりの背比べ」という感じかも。
仕事だけでなく、日常生活においても、これだけは負けない!という趣味も特技もないんですよね。
仕事でこれだけは私にお任せを!というのはライター募集くらいかな。
でも、これだってやる気になれば、誰だってできる方法ではあると思うんですよね。
なので、私にしかできない、というわけでもないし。
こういうのを「器用貧乏」というんだろうな、と思っています。
「器用貧乏」は
なまじ器用にいろいろの事がこなせるために、かえって大成しないこと。
らしいので、私は大成しないというところまでぴったりかも(笑)
でも、今の仕事をしていると、「器用貧乏のほうがよいのではないか」と思うこともあります。
私のところにはクライアントさんからさまざまな依頼がきます。
ほとんどは「ライターさん探してほしいなぁ」ということがメインですが、「こういうことやってみたいんだけど」という依頼がくることもあります。
その場合、私の妄想力とか、そのほかのいろいろなものを動員してぼ~っと考えるんです。
意外とこの「ぼ~っと」というのがミソのこともあります。
なにかよいアイディアを出そうと思うときほど、なかなかでないものです。
おかげさまで、ほかの人が思いつかないことを思いつくことも。
最初から考えるのは苦手で、あるきっかけをつくってもらえば、それから考えを膨らますことのほうが得意かもしれません。
実は、器用貧乏のほうがこの仕事には向いているのかもしれません。
もしあることしかできないようであれば、「その仕事、私できませんから」とお断りしていたかもしれません。
でもいろんなことに対応できて、でもそれが完璧なところまではもっていけなくて。
でも私が完璧にしなくても、クライアントさんに仕上げていただけばいいわけで。
なので、器用貧乏でよかったのかも、と思っているのです。
それに大成しようとガツガツしていたら、クライアントさんと今の関係にはなれなかったように思いますし。
ライターさんはどちらの場合も求められると思います。
さまざまな記事を書ける人というのも重宝されます。
でも、ある分野に特化している人の記事が必要なときもあります。
そう考えると、ライターの仕事って幅広いですよね。
あることに特化したものを持っている人というのは、ある程度自信があると思うのですが(勝手な私のイメージですが)、器用貧乏の人って「私はなにができるだろう?」と思っていることもあると思うんですよね(これまた勝手なイメージですが)。
幅広くできるからこそ、さまざまな記事に取り組める、という長所になることもあると思うんです。
私の個人的な意見ですが、器用貧乏ってあまりいい意味で使われていないように思ってましたし、自分でもそういう意味で使っていました。
「こんなにいろいろできるのに、ちょっとおしいんだよね」という意味なわけですし。
でもある程度情報のつまった記事であればOK、という記事の場合もたくさんあります。
そういう記事であれば、「器用貧乏」が生きるのではないか、と考えるのです。
でも「貧乏」ではなく「器用大成」となってもらいたいのはありますけどね。
ただ、「すばらしい記事を書いているのに、誤字脱字が多い」とか「文章はうまいんだけど、記事の内容が薄い」といった「器用貧乏」は避けましょうね。
【ライターおやかた】