在宅ワーク(内職)でもローンの審査は通るの?
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お金の借り入れ、できればしたくないのが本音ですよね。
しかし、緊急にお金が必要になったとき。
パートナーに頼んでカードローンの申し込みをしてもらわなくても、自分で申し込めたらいいのに、と思うかもしれません。
収入はあるけど、在宅ワーク(内職)でも借り入れできるの?というのが実際知りたいところではないでしょうか?
今まで私のところでお仕事をしておられるライターさんに、借り入れに関わるお願いをされたことがあります。
2例あるのですが、真逆の結果となったのです。
ケース1
ライターさんから「カードローンの申し込みをしたいんです。なので、住所と電話番号を教えてもらえますか?」と連絡がきました。
「内職では審査通らないのでは?」とお伝えしたのですが、受付の人から「審査を通してみないとわからない」と言われたそうです。
当時は契約書を交わして仕事をお願いしていなかったので、こちらの住所と電話番号を教えました。
数時間後、「内職では審査通らないそうです。お手数おかけしました。」と連絡がきました。
ケース2
「〇〇(信販会社)ですが、××(うちの屋号)さんですか?」と電話がかかってきました。
「はい」と答えると、「△△さんは××さんのところに在籍されていますか?」とのこと。
いわゆる在籍確認というものですね。
確かに××さんは、ライターとしてうちで仕事をしてもらっていて、継続して報酬のお支払い実績もある方でした。
でも、それを在籍と言っていいのやら。
迷うといけない、と思い「在籍しております」と答えると、「ありがとうございます」といって終了しました。
たぶんこれで△△さんはクレジットカードの審査に通ったと思われます。
ケース1と2、どうして同じライターという仕事なのに、差がでてしまったのでしょう。
今では思い当たる点がいくつかあります。
①ライター歴
ケース1のライターさんは、お仕事を始めていただいて、まだ3か月くらいの方でした。
ケース2の方は1年ほどお仕事をしていただいていたと思います。
会社員でも6か月は定職についておかなければ、カードローンの審査には通らないと言われています。
よって、「内職だから」という理由だけではなかったかもしれません。
ケース1のライターさんは、申し込むには収入を証明するものがなさすぎたのでしょう。
②職業欄が在宅ワーク(内職)だったこと
ケース1の方は、銀行か消費者金融に「内職をしている」と申し込んでいたと思われます。
しかし、ケース2の方は「勤め先」にうちの屋号と電話番号を書いていたと思われます。
だからこそ、うちに電話がかかってきたのでしょう。
やはり「内職」というと、単価で仕事を請け負っていて、単価も安いことから、不安定と判断されることが多いです。
ケース2の方も、うそを言っているわけではないのですが、審査には有利に働いたと思われます。
③カードローンとクレジットカードの違い
この違いを意識している人は少ないのではないでしょうか?
カードローンは無担保で、お金を貸すためだけのもの、といってもいいでしょう。
一方、キャッシュカードはショッピングの際に、現金の代わりに使うもの、ということが多いのではないでしょうか?
実際には、クレジットカードにもお金を借りることができる、キャッシング機能をつけることができます。
しかし収入が少ないといった理由があれば、キャッシング機能をつけることができません。
裏を返せば、キャッシング機能をつけなければ、収入が少なくてもクレジットカードを作ることができるかもしれないのです。
在宅ワークだってローンを組める
最近私もやたらとクレジットカードを作ったり、ローンの審査を受けたのですが。
そのときに聞いたのが、「クレジットカードや目的ローンは、物品が存在しているので審査が通りやすい」のだそうです。
もし返済が滞ったら、その販売物を押さえてしまえばいい、という考え方ですね。
これは金利の考え方にも通じていて、カードローンやキャッシングは無担保なので金利が高いのです。
一方、ショッピングの分割金利は少し金利が低い、目的別ローンならもっと低いのは、いざとなればその物品(車や家)を差し押さえることができるから、ということのようです。
そのためか、今まで車のローンであれ、クレジットカードの申し込みであれ、「年収」の欄を「だいたいでいいですから」としか言われないんですよね。
10万円を100万円と言ったり、100万円を500万円と言ったり、大幅な水増しでなければ、50万円くらいの違いは審査に影響しない、ということかもしれません。
しかし、いつ「収入証明を」と言われるかわかりません。
その際、在宅ワーカーはなにを証明書として出せばよいのでしょうか?
収入が20万円以上あって、1年以上仕事をしているのであれば、確定申告を提出するのが間違いないでしょう。
税金を支払っているのであれば納税証明書でもよいのですが、扶養の範囲で働く方も多いので、納税証明書はない方が多いかもしれません。
年収がどれくらいあればカードローンが作れるか、というのは、審査を通してみないとわかりません。
ただ、在宅ワーク(内職)だから審査に通らないとは限らないのです。
毎月の収入に凸凹があったとしても、確定申告をできるだけの収入があれば、申し込んでみてもよいと思います。
さらには、事業所登録をして青色申告をしていると、信用度がアップするそうです。
税理士さんによると、青色申告のためには決算書を提出する必要があり、決算書が作れるくらいきちんと収支をやっているのが、事業所としての信用につながるとのことでした。
ケース1のライターさんが借り入れをしたかった、本当の理由
余談ですが、ケース1のライターさんは結婚をされていました。
旦那さんは会社員だったので、なぜ旦那さんが借りなかったのか。
しかも、そのころは銀行カードローンは旦那さんに収入があれば、専業主婦でも貸し出しをしていたので、なぜそちらに申し込まなかったのだろう、と。
後日わかったことは、旦那さんは個人再生をして返済中だった、ということです。
つまり旦那さんはブラックで、5年以上は借り入れができなかったわけです。
よって、奥様であるライターさんの名義でしか借りれなかったのでしょう。
しかし、個人再生して、さらに借金する方法を考えるとは・・・。
諸々、特殊な条件も入っているかもしれません。
確実な情報はこちらをご参考ください。
【ライターおやかた】