記事を書く在宅ワーク(内職)をしているライター集団参上!

【ライターおやかた】ライターを束ねる仕事をしているためあだ名が『おやかた』。元々はライター                    【macky215】10本の指が何より大切!足は折っても手は死守したいアラフォーライターです

怒ってもいいことはない

f:id:ms-righting:20171020150841j:plain

 

 

今のクライアントさんとお仕事を始めて2年か3年がたったころ。

私もクライアントさんに慣れた、というか、言わなきゃいけないことは言っていいんだ、と感じ始めたころでした。

いつも仕事の準備をしてもらっているクライアントさんのスタッフさんが、何回か同じ間違いをしていて。

その間違いをされると、あとの作業に支障がでるのでとても困るのですが、何度も繰り返すことにちょっと私がプチっときてしまいまして。

クライアントさんとの連絡は『チャットワーク』というビジネスチャットを使っているのですが、そのチャット上で私は冷静に、事実関係を伝えるだけに徹して、できるだけ怒っていることは隠して連絡したつもりでした。

しかし、クライアントさんのトップに「ちょっとその言い方はないんじゃないの?」と指摘されて。

当時は自分の立ち位置といったものもわからなかったので「もうだめだ!絶対契約切られる!」と1か月くらい落ち込んでしまいました。

 

そのときに髪を切りに行って、担当の美容師さんにこのことを話しました。

すると、その美容師さんが

「相手に改善してもらおう、と思ったら、自分が怒っているということを伝えれてはいかんのやって。」と教えてくれました。

「じゃあどうすればいいの?」

と聞くと、

「『あたながそれをやったことによって、私の先で作業をしている人が困るんよ』と、自分じゃない、ほかの人が作業が滞るから困るんだよ、というと伝わりやすいんやって」

とのこと。

確かに私はそのときのチャットで「このミスをされるとこんな作業をしなきゃいけないし、こんな手間が増えて時間取られる」と言っていました。

私としては事実を伝えたつもりだったんですけど、自分が困る主張ばかりをやっていたんですね。

なるほどと思いました。

 

また別の時に、一緒に仕事している人が、あることがなかなか確認してもらえないので、チャットで「まだですか!」と後ろに怒りの絵文字をいれようとしたら、チャットワークの絵文字設定の中に、怒りの絵文字はなかったそうです。

「やっぱりそういうのを使うとギクシャクしちゃったり、パワハラにもなっちゃうから設定されてないんだね、さすがビジネスチャット。」と言ってました。

 

プライベートな場面では「それ、ちゃんと怒っていること伝えたほうがいいよ」ということもあるかもしれません。

でもビジネスにおいては怒りを伝える必要はないかな、と。

怒りで伝えても、反発でしか返ってこないので。

相手に怒っていることをいくら伝えても解決にはなりません。

その怒られることをしたときに、誰が困るのか、どのような作業が滞ってしまうのか、というのを伝えないと、相手には怒られた印象しか残らないので、伝わらないと思います。

 

クライアントさんにはしばらくしたあとにスカイプで話す機会があったので、「あのときはすみませんでした」と謝りました。

クライアントさんは「あのときおやかたさんからチャットもらった○○さんがおろおろしていたから、これは自分が間に入らないと、と思ったんだ」と言われました。

「私はできるだけ事実関係だけを伝えようとしたつもりだったんですけどね」というと、「事実関係を突きつけるほど冷たい言い方になるんだよ」と言われて、そうういうものなのか、と思いました。

「そういうときはね、すぐに連絡するんじゃなくて、いったん落ち着いてからメッセージ書かないと」とも言われました。

 

それからはチャットの送り方にも気をつけるようになりました。

クライアントさんに怒られたので、とかでなく、怒ってもなにも解決しないし、自分も相手も嫌な思いしか残らないからです。

私もどちらかというと感情的なところがあるので、気を付けているつもりでも感情が出ちゃっているかもしれません。

でも、気をつけているのと思うがままでは雲泥の差です。

やはり親しき仲にも礼儀ありではないですが、いくら密に仕事をしているクライアントさんやライターさんでも感情むき出しで仕事をしてはいけないな、と思っています。

 

ちなみにそのクライアントさんとは今でもお仕事をしているので、契約を切られることはありませんでした。

クライアントさんは「そんなことくらいで契約切ってたらうちが困るもん」とのことでしたが、でも本当にあのときは「もう終わった・・・」と思っていたのが、今でもときどき思い出します。

 

【ライターおやかた】