例え上手になる
記事を読んでいて、「わかりやすい!」と思うポイントはいろいろあると思います。
文章のリズムがよかったり、口調がなじみやすいものだったり。
私は難しい話のときに、例え話が入っているのはわかりやすいな、と思うことがあります。
特に医療系の記事なんてものは、言葉も難しいですし、体の見えない部分の話をしているので、イメージがわきにくかったりします。
そのときに、誰もが知っているようなことで例えてあると、わかりやすいな、と思うのではないでしょうか。
花粉症の季節になると、花粉症対策の薬のコマーシャルがよく流れますよね。
そのときに「ヒスタミンレセプターを先回りしてブロック!」と言ってます。
最近は花粉症がどうして起こるか、かゆみの成分はなにか、というのも有名になっていますから、これで通じるかもしれません。
それにコマーシャルですから、そんなに長く説明できないですからね。
でも、「ヒスタミンってなに?」「レセプターってなに?」と思ったら、調べる人もいるでしょうし、そういうときに自分が書いた記事になんて書いてあったらわかってもらえるでしょうか?
よく説明されるのは鍵と鍵穴です。
花粉症の症状はヒスタミン(鍵)とヒスタミンレセプター(鍵穴)がくっつくことで症状がおこります。
だったら鍵穴に抗ヒスタミン薬という接着剤を流し込んで、鍵穴をふさいじゃえば、鍵を入れることもできないし、そしたら花粉症の症状という扉を開くこともない、ということなんです。
こういう説明だったら、なんとなくイメージがわきやすくないですか?
もちろん医学的にちゃんとした説明をすると、この例え話では穴だらけです。
ですが、読者にイメージを持ってもらうためには、多少間が抜けていたとしても、誰もが知っているもので例える、ということも大事だと思います。
もちろん専門家向けに作っているサイトでこのような幼稚なことを書いていたら、笑われるかもしれません。
しかし、ネット上にあげる記事というのは、どのような人が読んでもおかしくないわけなので、わかりやすい表現も入れるのもいいのではないでしょうか?
例えがうまいと、その先の話も入りやすくなります。
少し回りくどくなってしまうかもしれませんが、もし自分がわかりにくいから、もっとかみ砕いた表現にしてみよう、と思うことは記事にいれてあげると、親切な文章になるかもしれません。
もし難しい文章にであったときに、「どういう例え話にできるかな?」と考える癖がついていると、記事作成のときにも生かせるかもしれませんね。
【ライターおやかた】