単価で報酬をもらうということ
内職の仕事は単価報酬であることがほとんどでしょう。
単価報酬ということは、完成したものを納品して初めて報酬が発生するということです。
ですが、記事を書くという場合に勘違いというか、そのあたりの認識違いに出会うことがあります。
例えば記事について、こちらの要望に合っていない記事が納品されたとします。
ある程度全面的に書き直しということもあります。
そのときに「書き直しするからその分の記事代もちょうだい」と言われることがあるのです。
バイトとか、会社員とか、お給料で働いている場合はそれもありうるのかもしれません。
失敗したものを作ったとしても、企画が通らなくても、その働いたという時間に対してお給料が支払われます。
でも単価報酬というのは、完成したものについてのお支払いなんですよね。
もしこの内職がおもちゃの組み立てというものだったとします。
手と足を逆につけてしまった。
だけど取り付けたんだからこの作業分の報酬もください、とはなかなか言いにくいと思います。
それが商品にならないことはわかりやすいですからね。
でも記事も一緒なんです。
もしこちらの要望に合ってない記事であれば、別のところで使うことがあるのであれば、商品として受け取ることも可能です。
しかし、だいたいの場合はこの内容の記事がほしい、ということで依頼するわけなので、それにそっていないものは、商品となりえないのです。
私のところで仕事をしていただいている人もだいたいは快く修正に応じていただいています。
ただときどき修正の必要な記事に対する報酬を求められることもあるので、完成したものに対する報酬だから、ということは説明させていただいています。
単価の報酬なわけなので、1記事でも多く書いたほうが報酬が増えるので、無駄にしたくない、という気持ちもわかります。
でも記事における完成品というのがどういうものか、ということを考えてもらえればな、と思います。
うちは誤字脱字についてはそこまで厳しくしていませんが、本当は誤字脱字があるというのも完成品ではないですよね。
納品するときは、自分の記事に不備はないか(クライアントさんに依頼されたことはきちんと記事に入っているか・誤字脱字はないか)今一度読み返して、完成品を納品する気持ちで納品してもらえるとありがたいですね。
どうしても記事を完成させると、その達成感ですぐに納品したくなる気持ちもわかるのですが、受け取る側もスピードより正確さを求めていることのほうが多いので、そこは見直しも含めての作業としてもらえるといいですね。
【ライターおやかた】